リノイの音楽雑記

音楽卒の女・リノイが綴る音楽ブログ

コブクロ「風」失恋心に浸る主人公の気持ちを考察

こないだひとりカラオケで、
このコブクロの「風」を大熱唱してきた女・リノイです。

失恋したわけではないんですが、
好きな人と遠距離になってしまったんで、
思わずこの曲を歌わずにはいられなくなりました、はい。

ってことで、今日はせっかくなので
コブクロの風について語っていきます。

薄手のシャツじゃまだ少し寒い春

ではじまるこの歌。

まさに季節は今ですね。

4月から5月にかけての「春本番」ってところでしょうか。

そしてそんな春の

朝の匂いが切ないのはあなたを思い出すから

ほう、朝が切ない、と。

相手がいなくなる前は
朝から一緒にいるような関係ってことですね(* ´ 艸` )

ということは、
きっとこの歌の主人公は
親と実家暮らししている10代のような学生ではなく、
それこそお泊まりデートとかが堂々とできるような、
「ある程度の大人」ってところでしょうか。

このたった二行だけの歌詞で、
色々と妄想できちゃいます。
むふふ。(= ´ ∀`)


それにしても、
それだけ深い関係にあったのに
どうして別れちゃったんでしょう。。

春という季節から察するに、
転勤とかでしょうか。

この歌の歌詞からは、
反省の言葉的なものとか
後悔している様子があまりないんですよね。

つまり喧嘩別れとか、すれ違いとか自分に何かしらの原因があったのではなく、
転勤とか、もしかしたら死別とか、
そういった不可抗力的な別れだったのかもしれません。

舞い上がる花びらに吹かれて
あなたと見た春を想う
うつむくまで気づきもしなかった
どうしてだろう?泣いてた…

花びらを舞い上がらせる風の中で、
自分が泣いていることに気づけないほど、
思い出にふける主人公。

まぁ自分に非があったのならまだともかく、
不可抗力で別れたのだとしたら、
そう簡単には立ち直れないですよね。

だから現実を忘れてしまうほど、
好きな人との思い出にふけってしまう。。

そういった感じでしょうか。


私も、別れてはないですが、
遠距離の恋人と離れ離れになってしまって、
毎日毎日一緒に過ごした日々を振り返ってしまいます。
もしできるのならあの頃に戻りたい…。


それでも現実は毎日やってきます。
彼のいない毎日が。

私の気持ちとか関係なしに、
朝がやってきて、淡々と仕事をこなさなきゃいけません。

だから時々心がパンクしそうになります。

まだ心の整理がついてないのに、
あまりにも時間が淡々とやってくるから。

そんな時、現実をふと忘れて、
物思いにふけることがあります。

彼と行ったあの場所楽しかったなぁとか、
一緒に食べたものとか、見たものとか。

彼との思い出を風化させたくないから。
現実を一旦遮ってまでしても、振り返りたい。

じゃないと、思い出はどんどん色あせてしまうんじゃないかって、
思えてしまうから。


…なんだか、だんだんと歌詞の感想から、ただの個人的な恋愛話になってしまいましたw


まぁとにかく、この風の歌詞の主人公も同じような気持ちなんじゃないかなと思います。


現実になかなか戻れない、主人公。

ただ、曲の最後の方で

あなたを忘れてしまうほどの
恋が胸を焦がす日まで

とか言っちゃってるので、
一応「そろそろ前向きにならなきゃ」とか、
「次に進まなきゃ」って意識はしているみたいですが。


ってことで、
この春、別れたくなかったけど、
どうしても別れるしかなかった失恋組の皆さん!

コブクロの風の主人公のように、
心のバランスをとるために、
好きな人との思い出に
あえてどっぷり浸るのも悪くないかもしれません。

大丈夫です。

時間が経てばそのうち、
その痛みや辛さも含め、
全て忘れられる程の新しい出会いや希望が
そのうちきっとやってきますから。